川崎大家のリストラ前に不動産で脱サラした話

不動産経営を足掛かりに脱サラしました。 コインランドリー、事業投資等複数の収入の流れを作りつつ 脱サラ生活を謳歌しています。

私が経営するコインランドリーの3月の売上を集計しました。
なんと、過去6年間でワースト2位の売上。

もっとも悪かったのは1年目の売上ですが、1年目のコインランドリーと言うのは認知不足で赤字が常のような状態ですからあまり参考になりません。
2020年3月の売上は、実質これまでのワースト1位と言えるでしょう。

3月の売上低下がコロナの影響かどうかはわかりません。
ライバル店の影響でここ数年は売り上げが低下傾向にありましたから、たまたま3月が悪い数字だったのかもしれません。
記録的暖冬後の気温の乱高下で、衣替え需要がまだ十分に発生していないのかもしれません。

ただ、気になるデータもあります。
私が経営する別のコインランドリー店ですが、1日当りの売上平均が3月は2月より減りました。

通常コインランドリーの需要は1月2月が底で、3月4月はググっと増えていきます。
3月の売上が2月よりも悪い事は今まで経験がなく、少々気味が悪いです。

この先コロナの影響がコインランドリーにどの程度あるのか、もう少し推移を見守る必要がありそうです。


コロナの売上への影響はもちろん気になる所ですが、お店自体のコロナへの対策についても気にしています。
「クラスターの発生源にならないか?」という懸念です。

感染拡大を防ぐためには、いわゆる3密(密閉、密集、密接)を防ぐことが望ましいとされています。

では、コインランドリーの店舗は上記の3密にどの程度当てはまるのか?

店舗は閉め切りの密閉空間です。
店内で待つお客様もいらっしゃいますから、人数が増えれば密集です。
ただ、皆さん黙って待っている方が多いので、密接にはあたりません。
3密の内1/3~2/3と言った所でしょうか?
これはリスクが高いのか、高くないのか・・・。

ただ、店を閉める事は現実的では無いと考えています。
「売り上げが惜しいだけだろ」という声が聞こえてくるかもしれませんが、そうではありません。
「洗濯」という日常生活のインフラを提供する店なので、洗濯ができないと困る方が多くいらっしゃいます。
居酒屋が閉まっても、たまるのはストレスだけですが、コインランドリーが閉まると洗濯物が溜まり不衛生になります。

では、運営を続けたままできる対策は何か?

・入口ドアをあけ放ち換気をする
 →寒い、店内に虫やゴミが入り不衛生

・店内の椅子を撤去し、お客様の店内滞在時間を減らす
 →不便、立って待つ人がいれば意味なし

・こまめな店内の清掃
 →人員体制上ムリ

・アルコール消毒スプレーorジェルを設置し、入退店時に使ってもらう
 →入手困難、盗難の恐れ

私が思いつく対策はこの程度です。
上記の中では、「店内椅子の撤去」が最も現実的かなと思っています。
その前にお客様が減り、自然と密集も解消される気がしないでもないですが・・・。

売上の心配はもちろんありますが、経営者として周囲への影響についても考える時期に来ているのかなと感じています。


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経営するコインランドリーでは度々ホームレスの居座りに悩まされてきましたが、中にはただのホームレスではない方もいらっしゃいます。

毎日のようにやってきて店内で飲酒するおじいさんがいました。
来店時間は昼だったり、深夜だったり。
一度来ると半日以上居座り、ビール、牛乳、パンが定番。
いつも酔っぱらっており、話をしても呂律が回らず。
でも、身なりは小奇麗でホームレス特有のスメルも無く不思議な人でした。

当初は直接お声がけをして、退店を促していました。
声をかけると素直に一旦退店。
でも30分もしないうちに戻ってくる事もしばしば。
余りにもしつこく頭に来たので、ある日ついに110番通報をしました。

まもなく警察官がやってきて、おじいさんに事情聴取。
でも、なんだか様子がおかしい。
話しぶりから警察官と顔見知りのようなのです。

実はこのおじいさん、地元警察官の間では有名な御方。
以前は当店ではない別のお店を「定宿」にしていた方で、過去にも地域のいろいろな場所を転々としており、そのたびに職務質問を受けているそうです。

ここまでの情報だとただの迷惑じいさんですよね。

でも、警察官から「軽度の認知症を患っている」とのお話を聞き、私も少し認識が変わりました。
そう、このおじいさんは認知症だったのです。

私が会話をした時の違和感も、何度も店に戻ってくる行動の異常性も納得ができました。
このおじいさんは、認知症にも関わらず身寄りは無く一人暮らし。
住んでいたアパートも家賃滞納でどうやら追い出された様子。
年金収入はあるものの、ビールとパンに消えている事は明らか。

ハッキリ言って、「保護すべき対象」の人なのです。
このまま放置をしていたら、待っているのは野垂れ死にでしょう。

以前から警察官もこの事は認識しており、役所と連携を取りながら保護施設の斡旋等を行ってきたそうですが、施設に入っても本人が勝手に出てきてしまう事の繰り返し。
しかし、警察も役所も強制的な手段をとる権限はないので、どうにもならないそうです。
本人に意思があり、拒否をされたらそれまでなのです。

私はなんだか切なくなりました。

一体どうすれば良いのか?
このおじいさんはどうすれば救われるのか?
すべてはおじいさんのこれまでの人生の結果。
自己責任と言えばそれまでですが、このまま放置して良いのか?

かと言って当店に居座られるのは大いに迷惑です。
「私の店には来ないで欲しいけど誰か救ってあげて欲しい」
我ながら情けないですが、これが本音です。

この110番の後、おじいさんは私の店に来なくなりました。
警察官の指導が効いたのかもしれませんね。

店としてはホッと一安心ですが、寒空の下おじいさんは今どこにいるのか?

普段の生活では決して交わる事のない人ですが、世の中には似たような境遇の方が沢山いらっしゃるのでしょう。

コインランドリーをやっていると、こんな「社会から抜け落ちかけの人」に出合うこともあるのです。


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今日は投資ネタではありません。
私の好きな作家のご紹介です。

高嶋哲夫さんという作家をご存じでしょうか?
多くの作品を執筆されていますが、中でも「天災パニック物」の小説が私は好きです。
描写が妙にリアルでグイグイと物語に引き付けられる作品が多く、思わず時を忘れて読んでしまいます。

作品に共通して言えることは、圧倒的な取材力。
高嶋さんの小説を読んできましたが、最近題材に近い災害が現実に発生しています。
そのたびに、小説の内容と実際に発生した事の近さに驚かされます。

例えば「TSUNAMI」という作品。
これは東海地震を想定した作品で、タイトルの通り巨大な津波が太平洋側を襲います。
その中で、原子力発電所を津波が襲うシーンがありまして・・・。
まさに東日本大震災です。

ちなみにこの作品自体は2008年に書かれたものです。
私は発売直後に読みましたが、「こんな事が起きたら怖いな」と当時の私は他人事。
それから3年後、まさか本当に原発事故が起きるとは思いもよりませんでした。
実際に起きた事はまさに小説に近い事でしたが、唯一違う事は現実の方が酷かったという事。
小説ならば、多少はエンターテイメント要素を入れて話を盛ってると思いますが、それでも現実に追いつかなかったという事に衝撃を受けました。


また、「東京大洪水」という作品も、昨年の台風19号として似たような事が現実に起きました。
この作品は、未曽有の巨大台風が東京を襲い、大洪水が発生するというストーリーで、
2010年の作品です。
私は昨年の台風19号の時、この作品を思い出さずにはいられませんでした。

幸いな事に小説ほどひどい事は起きませんでしたが、雨があと3時間続いたら、あるいは当日大潮で満潮時間に重なっていたら?
少なくても多摩川はあふれ、より甚大な被害が出ていたでしょう。


そして今、まさに「首都感染」という作品に近い事が起きています。
この作品は、中国で発生した強毒性の新型鳥インフルエンザがパンデミックを起こし、それに対する戦いを描いたストーリーです。
ちなみにこの作品は2013年、いまから7年前ですね。

改めて読み直すと、インフルエンザとコロナという違いはあれど、発生初期から世界各国への広がり、日本への広がりとその対策等ストーリー展開が非常にリアルです。
ひとたびパンデミックが発生するとどうなるか?
誰が政権を担おうが、国が違おうが、結果はおそらくそれほど変わらず、できる事も限られているのだなと身につまされます。
結局大人しくして嵐が過ぎ去るのを待つしかないのかなと。

パンデミックはインフルエンザに限っても、ここ100年で4回発生しています。
(1918年スペイン風邪、1957年アジア風邪、1968年香港風邪、2009年の新型インフル)
SARSやMARS、今回のコロナウィルスも合わせれば、さらに数は多くなります。
今まで意識していませんでしたが、自分の住んでいる地域を巨大地震が襲うよりも、頻度としては「良くある事」のようですね。


なお、高嶋氏の他の著書としては、東京の直下型地震を題材とした「M8」や「首都崩壊」、富士山の噴火を題材とした「富士山噴火」等があります。

どれも描写がリアルで、エンターテイメントとしては大変楽しめます。
まぁ、実際に起きた時には近い状態になるのかと思うと怖いですが・・・。


週末の首都圏は外出自粛のお達しが出ています。
家でおとなしく読書でも如何でしょうか?

所詮パニック小説とバカにすることなく、半分脳内シミュレーションのつもりで読んでみるのも悪くないかと思います。


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