先日の配信記事で、
「太陽光狙ってます」
というお話をしました。
でも、以前からの読者の方は
「ん??」
と思いませんでしたか?
昨年の11月頃、こんな記事を
配信しております。
「太陽光発電参入します」
http://kengyo-ooya.doorblog.jp/archives/4530401.html
実は、すでに太陽光の分譲案件の
契約をしておりました。
そう、確かに契約をしました・・・。
その案件は、実質利回り11%超え。
合計50区画を超える超大型分譲案件。
その中の一区画を割り当てる形なので、
造成費なども含めフルローン可能。
手出しなしで、安定的な利回り10%超を
受け取れる美味しそうなものでした。
そのかわり、ひとつだけ制約がありました。
「前金で200万円」
契約時に前金で200万円必要との事。
ただし前金の200万円は、融資実行時に
返金される形となります。
融資自体は、設備が完工し連携確認が取れ、
売電ができる事を確認できた時点で実行。
信販系のソーラー融資では通常の形ですね。
つまり、前金は支払うものの、最終的には
手出し無しとなります。
「太陽光発電所が無事完成すれば」
の話ですが・・・。
社運を賭けた一大プロジェクト。
郷里に還元したいという社長の意向で
実現した特別案件。
前金というハードルがあるからこその
特別高利回り。
そんな触れ込みでした。
ところが、今年に入り様子がおかしい。
連携予定まで2か月を切ったのに、
管理契約の詳細がはっきりしない。
施工の様子の報告もない。
嫌な予感がしたので、販売会社へ
連絡を取ります。
ところが、いつまでたっても担当者が
つかまらない。
「担当は退職した」
「後任は出張中」
「急な出張で出かけた」
もうなんというか・・・。
典型的なダメパターン。
3週間ほどやり取りして、ようやく担当を
捕まえ事情を確認。
そこで衝撃の事実を告げられます。
「案件は継続できなくなりました」
「前金の返金はお待ちください」
詳細は割愛しますが、要するに案件停止。
前金の200万円もすぐには返却
できないとの事。
う~ん、こりゃまずいぞ!!
とりあえず、その日のうちに内容証明を
送り、契約の白紙解除を宣言。
相手の債務不履行ですから、契約解除は
当然ですね。
で、次の手は・・・。
【1.黙って返金を待つ】
業者さんは逃げも隠れもしませんでした。
事情の説明もしてくれました。
連絡面など怪しい所もありますが、
誠意はある様子。
でも、小さな会社ですし最悪
「連鎖倒産」の可能性もあります。
そうなれば、お金は戻らないでしょう。
【2.法的手段に訴える】
法的手段に訴える手はいろいろあります。
今回は明らかな債務不履行ですから、
法的に勝つことは可能でしょう。
ただ、法的に勝つことと、お金を取り戻す
事は全く別の話です。
賠償請求ができる権利を得るだけで、
差し押さえ等の実力行使は、相手の資産が
わからなければできません。
今回の契約相手は法人。
社屋は賃貸。
メインバンクは不明。
分かっているのは、前金の振込口座のみ。
この口座に現金など無いでしょう。
もちろん、社長個人の連帯保証なんて
ありません。
登記簿から社長の自宅もあたりましたが、
こちらも賃貸。
社長が住宅ローンでも組んでれば、そこが
会社のメインバンクの可能性もありました
が、賃貸ではそれもわからず。
差し押さえるべき資産が私から見えない。
こうなるとお手上げです(泣)。
結局、無い(ようにみえる)袖は
振れないのです。
一気に青ざめました。
お金は、借りる側より貸す側の方が
圧倒的に不利である事を
思い知らされましたね。
その後、会社側より支払い案の提示。
これも期日のリスケ、分割への変更など、
4度にわたり話が変わり、そのたびに
ドキドキ、イライラ・・・。
そして5月末。
ついに全額返還されました!!
実質的な損害は、契約書の印紙代と
交通費、対応時間、精神的苦痛くらい
でしょうか。
200万円は無事手元に戻ってきました。
後になって冷静に振り返ると、
自分のわきの甘さに恥ずかしくなります。
「契約時点で管理契約が未定」
怪しいですよね?
「施工実績を確認したか?」
していません(笑)。
甘いですね。
また、後で分かったのですが、
私の契約前にも完工時期の
リスケを行っていました。
契約時点で、施工をめぐり
すでに問題が出始めていたのです。
ネットで調べればわかったことです。
完売と聞いていたのに、問題発覚直前まで
販売を続けておりました。
これは気が付いていましたが、
「キャンセルでも出たかな?」
と都合よく解釈していました。
悪意はなかったのかなぁ・・・。
施工会社はどこで、土地は誰のものか?
施工会社は信用できるのか?
前金の目的は?
資産保全の方法は?
確認すべきことはいろいろ
あったのでしょう。
私が下手に「投資慣れ」していると
思いこんでいたため、「お金を出す」
という事に麻痺していたようです。
投資にリスクはつきものです。
だからこそ、自分の取れる範囲の
リスク(金額)で投資は行う物です。
その点では、今回の投資は正しかったと
言えますし、たまたま結果が伴わなかった
だけです。
でも、大切なお金を投入するからには
もう少し慎重さが必要だったかなと
反省しております。
いい勉強と経験になりました。
失敗にめげず、もう一度太陽光に
アタックをかけております。
今回のお話が少しでも
お役に立てたなら、
ポチッとお願いします。
「太陽光狙ってます」
というお話をしました。
でも、以前からの読者の方は
「ん??」
と思いませんでしたか?
昨年の11月頃、こんな記事を
配信しております。
「太陽光発電参入します」
http://kengyo-ooya.doorblog.jp/archives/4530401.html
実は、すでに太陽光の分譲案件の
契約をしておりました。
そう、確かに契約をしました・・・。
その案件は、実質利回り11%超え。
合計50区画を超える超大型分譲案件。
その中の一区画を割り当てる形なので、
造成費なども含めフルローン可能。
手出しなしで、安定的な利回り10%超を
受け取れる美味しそうなものでした。
そのかわり、ひとつだけ制約がありました。
「前金で200万円」
契約時に前金で200万円必要との事。
ただし前金の200万円は、融資実行時に
返金される形となります。
融資自体は、設備が完工し連携確認が取れ、
売電ができる事を確認できた時点で実行。
信販系のソーラー融資では通常の形ですね。
つまり、前金は支払うものの、最終的には
手出し無しとなります。
「太陽光発電所が無事完成すれば」
の話ですが・・・。
社運を賭けた一大プロジェクト。
郷里に還元したいという社長の意向で
実現した特別案件。
前金というハードルがあるからこその
特別高利回り。
そんな触れ込みでした。
ところが、今年に入り様子がおかしい。
連携予定まで2か月を切ったのに、
管理契約の詳細がはっきりしない。
施工の様子の報告もない。
嫌な予感がしたので、販売会社へ
連絡を取ります。
ところが、いつまでたっても担当者が
つかまらない。
「担当は退職した」
「後任は出張中」
「急な出張で出かけた」
もうなんというか・・・。
典型的なダメパターン。
3週間ほどやり取りして、ようやく担当を
捕まえ事情を確認。
そこで衝撃の事実を告げられます。
「案件は継続できなくなりました」
「前金の返金はお待ちください」
詳細は割愛しますが、要するに案件停止。
前金の200万円もすぐには返却
できないとの事。
う~ん、こりゃまずいぞ!!
とりあえず、その日のうちに内容証明を
送り、契約の白紙解除を宣言。
相手の債務不履行ですから、契約解除は
当然ですね。
で、次の手は・・・。
【1.黙って返金を待つ】
業者さんは逃げも隠れもしませんでした。
事情の説明もしてくれました。
連絡面など怪しい所もありますが、
誠意はある様子。
でも、小さな会社ですし最悪
「連鎖倒産」の可能性もあります。
そうなれば、お金は戻らないでしょう。
【2.法的手段に訴える】
法的手段に訴える手はいろいろあります。
今回は明らかな債務不履行ですから、
法的に勝つことは可能でしょう。
ただ、法的に勝つことと、お金を取り戻す
事は全く別の話です。
賠償請求ができる権利を得るだけで、
差し押さえ等の実力行使は、相手の資産が
わからなければできません。
今回の契約相手は法人。
社屋は賃貸。
メインバンクは不明。
分かっているのは、前金の振込口座のみ。
この口座に現金など無いでしょう。
もちろん、社長個人の連帯保証なんて
ありません。
登記簿から社長の自宅もあたりましたが、
こちらも賃貸。
社長が住宅ローンでも組んでれば、そこが
会社のメインバンクの可能性もありました
が、賃貸ではそれもわからず。
差し押さえるべき資産が私から見えない。
こうなるとお手上げです(泣)。
結局、無い(ようにみえる)袖は
振れないのです。
一気に青ざめました。
お金は、借りる側より貸す側の方が
圧倒的に不利である事を
思い知らされましたね。
その後、会社側より支払い案の提示。
これも期日のリスケ、分割への変更など、
4度にわたり話が変わり、そのたびに
ドキドキ、イライラ・・・。
そして5月末。
ついに全額返還されました!!
実質的な損害は、契約書の印紙代と
交通費、対応時間、精神的苦痛くらい
でしょうか。
200万円は無事手元に戻ってきました。
後になって冷静に振り返ると、
自分のわきの甘さに恥ずかしくなります。
「契約時点で管理契約が未定」
怪しいですよね?
「施工実績を確認したか?」
していません(笑)。
甘いですね。
また、後で分かったのですが、
私の契約前にも完工時期の
リスケを行っていました。
契約時点で、施工をめぐり
すでに問題が出始めていたのです。
ネットで調べればわかったことです。
完売と聞いていたのに、問題発覚直前まで
販売を続けておりました。
これは気が付いていましたが、
「キャンセルでも出たかな?」
と都合よく解釈していました。
悪意はなかったのかなぁ・・・。
施工会社はどこで、土地は誰のものか?
施工会社は信用できるのか?
前金の目的は?
資産保全の方法は?
確認すべきことはいろいろ
あったのでしょう。
私が下手に「投資慣れ」していると
思いこんでいたため、「お金を出す」
という事に麻痺していたようです。
投資にリスクはつきものです。
だからこそ、自分の取れる範囲の
リスク(金額)で投資は行う物です。
その点では、今回の投資は正しかったと
言えますし、たまたま結果が伴わなかった
だけです。
でも、大切なお金を投入するからには
もう少し慎重さが必要だったかなと
反省しております。
いい勉強と経験になりました。
失敗にめげず、もう一度太陽光に
アタックをかけております。
今回のお話が少しでも
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