川崎大家のリストラ前に不動産で脱サラした話

不動産経営を足掛かりに脱サラしました。 コインランドリー、事業投資等複数の収入の流れを作りつつ 脱サラ生活を謳歌しています。

2017年05月

築43年戸建 400万円。


横須賀あたりでも、時々このような物件が
出てきます。

少々傷みはありますが、リフォームすれば
十分使えそうな家。

リフォーム費用はざっくり
150~200万円と言った
ところでしょうか。

賃貸に出せば6万円程度は取れるので、
リフォーム代込みでも利回り12%。

現金で購入する分には、悪くない投資かも
しれませんね。



私も戸建賃貸をやりたいと思っており、
実際に物件を漁っています。



ただ、問題なのは「築40年」。

横須賀とは言え、住める家が400万円で
売りに出されるにはそれ相応の理由があり
ます。

何か?


「階段物件」

はい、これが多いです。


主要道路から前面道路までの間に
階段を通らなければならない物件です。

車が入れないのです。

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築40年戸建は、表層リフォームで頑張っ
ても寿命はあと10年程度でしょう。

もちろん、お金をかけて新築そっくり
リフォームをすれば大きく延命できますが、
投資の観点からは見合いません。


そのままでも住める人か、あるいは更地に
して売却が現実的でしょう。



では、階段物件の土地を購入する
次の人がいるのか?


これ、かなり問題です。



横須賀は空き家が問題になっていますが、
その多くは階段物件です。


実際、坂の上でも車が入れる場所は
新築が立ち、所有者の新陳代謝が
続いています。



しかし、上町など、横須賀中央駅から
徒歩圏にも関わらず階段しかないような
場所は朽ち果てた家が目立ちます。

ほんと、極端です。

擁壁の上は車が入れるので新築が並び、
すぐ下は階段アクセスで廃墟が並ぶ。

こんな感じ。



賃貸目線のエリアとしては全く一緒でも、
土地の価値は大きく異なります。




階段物件の築40年でも駅から徒歩圏で
あれば、今なら何とか客付けできると
思います。

でも、建物はいつか朽ち、売却をすべき
時が来ます。



その時その土地は売れるのか?
価値はあるのか?

残念ながら厳しい想像しか
私にはできません。


「安けりゃ売れる」


なら、あんなに廃墟が残っているわけ
ないと思います。




「築40年だからダメ」

とは言いません。

実際私も買い付け出してます。


でも、築古を購入するなら、せめて
車が入る道路に面した物件でなければ
購入したくありません。


現況駐車場がなくてもOKです。
更地にすれば後から駐車場は作れます。


でも、道路は後から作れません。



たかが12%程度の利回りで、
目先賃貸が回るからと言って、
安易に始めてしまうのは怖いと
思っています。


3年で資金回収できるほどの高利回り
なら、また話は別ですが・・・。




利回りはリスクの裏返しとも言われます。
でも、その利回りとて、どんなリスクを
反映しているのかは考える必要があります。


対処可能なリスクか否か?

土地は変えられませんからね。



客付けを行う際の「立地」は重要ですが、
資産価値、将来性としての立地も重要だな
と最近思っています。


当たり前ですが、
「今後いくらで売れるのか?」
という観点は必要ですね。



横須賀なんて、階段物件以外にも
住むところ沢山ありますし、
坂道がブランド化されていませんからね。


これが、尾道とか神戸とか長崎なら
また話は別なのかもしれませんね。



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銀行様よりご融資を頂く際には、
普段の「お付き合い」も重要と
いう話は良く聞きます。


お付き合いとは具体的に何か?

例えば以下のような商品や取引を
通じて、銀行様に収益をもたらす
事です。


・預金
・定期預金
・積立預金
・各種口座引き落とし
・クレジットカード
・保険
 etc


銀行様も昨今の低金利で収益機会が
失われ経営も大変なご様子。

また、各担当レベルには厳しい
ノルマも課されている事でしょう。



「海老で鯛を釣る」


と言っては露骨ですが、普段からのご協力
を行う事で、担当の心象面にも若干の
違いもあるでしょう。

稟議書のネタにも使ってもらい
「当行の重要顧客である」
なんて書いてもらえれば・・・。

そんなスケベ心を持ってしまいます。


ちょっと前置きが長くなりましたね。


実は最近、銀行様より投資信託の
営業を受けました。

営業を受けたからには答えるのが
仁義だろうと思い、対面での
商品説明を受けてきました。



商品説明は元証券マンのおじ様。
まぁ、しゃべるしゃべる。

ドル円相場は今後●●。
原油は●●円あたりが居心地よい。
アメリカのリートは今安い。


自らの分析を織り交ぜながら、
今後の市況をポンポンぶっこんで
きます。



「だから私はこの商品をお勧めします」

という力強い言葉と共に出てきたのが

「毎月分配型のUSリート」

これを毎月一定額購入し、毎月の分配金は
そのまま再投資に回して、口数を増やす事
がお勧めだとか。



思わず椅子から落ちそうになりました(笑)。

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・手数料が高い
・信託報酬も高い
・そもそも毎月分配で効率悪い


もうねぇ・・・。
複利効果で資産を増やす気ないでしょ?
毎月税金払いたいの??



そりゃね、ノーロードのインデックス型の
投信では手数料収入は微々たるものですか
ら手数料の高いアクティブ投信を売りたい
のは良くわかります。

毎月分配型が売りやすいのもわかります。



でもね・・・。

どう見ても俺向きじゃない!!




思えば、今回初めて証券マンから
商品の対面営業を受けました。

池上彰さんかと思うような明快?な
経済動向を絡めつつ、怒涛の口激を受ける
とお客さんはその気になるのかな?



そもそも投資信託は「長期的な資産形成」
が目的では無いのでしょうか?

ブル/ベアファンドとか、マニアックなも
のは別ですが、短期の上げ下げ気にする
なら、株でも債券でも、直接買った方が
イイでしょう。

せめてETFですよね。


それに対し、目先1~2年の相場動向を
語り「今安いから買いましょう」という
方向に持って行くのは違和感を感じました。


まぁ、「目先の下落」に銀行さんはすごく
敏感になっている様子は見て取れましたし、
実際顧客からのクレームも多いのでしょう。

その点は同情します。



その他にも、

定期預金では儲からない⇒だから投資

という短絡的なトークもねぇ・・・。



そもそも投資に回すべきなのか?
回すならどの程度か?
どのアセットクラスに回すべきか?



全体を考えないとダメだと思いますが、
そんな面倒な事、銀行さんも顧客も
望んじゃいないのでしょうね。


顧客のレベルに合わせた結果、
それに応じた売り方のスタイルに
なっちゃうのかもしれませんね。


やっぱり、小さなころからの
お金の教育って、ある程度必要じゃ
ないのかなぁ・・・。



少々文書が長くなりましたね。


銀行の投信販売について、イロイロと
思う所を書いてきましたが、今回の私の
目的は少し違います。

資産形成も重要ですが、主な目的は
「お・付・き・合・い」。



投資信託積み立てるから、今度は俺様ファ
ンドの「不動産賃貸業に融資してね」って
事です。



正直、お勧め頂いた投資信託は
普通なら絶対買わない代物です。

毎月3%近い売買手数料払うのは嫌ですが、
交際費と思って割り切るか?

そもそも、毎月1万円程度の積み立てでは
お付き合いとしての意味すらないのか?

でも、やらないよりやった方が
よさそうだし・・・。


気が弱いので、結局買うんだろうなぁ・・・。



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4月になったので、最新の確定申告書を
持って銀行さん挨拶まわりをしています。

申告書をネタに、融資動向から近所の話ま
で小一時間雑談をするのですが、今年は
なぜかコインランドリーの話を聞かれます。

しかも、全く違うエリアの違う銀行で。


銀行さんにとって、コインランドリー
オーナーはまだまだ珍しい存在のようです。

しかし最近のコインランドリーブームで、
地主や地場の社長さんから、話が来るので
しょう。


そんな時、知り合いにランドリーオーナー
を探すと・・・。

私の事が頭に浮かぶようです。


不動産ではなく「ランドリーの川崎大家」
という妙な状況になっているのかもしれま
せんね。



3行挨拶周りをして、3行ともランドリー
開業希望者の話を聞くのは、単なる偶然とは
思えません。

それほどまでにランドリーは今「祭り」
なんですね。

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ただ一つ感じたのは、ランドリー向け融資
は保守的な印象であった事です。

銀行さんはランドリーに関する経験や知識
があまり無さそうな感じで、新規開業に対す
る融資はハードルが高いようですね。

純粋な「事業性融資」なので、事業計画で
判断をされるのですが、おそらく前例や
類似事例が少ないのでしょう。

融資経験のある支店もあるはずなので、
そこにあたれば話は違うでしょうが・・・。


融資をうけるなら、公庫の方がハードルは
低いのかもしれませんね。

もしくは、保証協会付融資とか?



銀行さんでランドリーの話をすると、
「新規店舗はお考えですか?」
と良く聞かれます。

答えはNOです。


これ以上新規に開店させるつもりは
今の所ありません。

よほどの立地が見つかれば別ですが、
私は一店でいいかなぁ。



よく、「せっかくなら複数店舗持ちたい」
なんて話をする人がいますがピンときませ
ん。

複数店舗を持つ事で、一店の成績が悪くて
も他の店でカバーできますよなんて提案も
されますが・・・。

私にとってのカバー先は、不動産であり
太陽光です。

ランドリーのカバーをランドリーで行うつ
もりはありませんね。

やっぱ怖いですよ、ランドリーは。



そういえば、コインパーキングも同じ提案
をされるなぁ。
決まり文句なんですかね。

失敗は一カ所でもう沢山です!!



幸いなことに、私の店の周辺には
新たなライバル店はできておりません。

でも、他のランドリーオーナー達の周辺で
はライバル店登場の話を良く聞きます。

私が不動産セミナーを行えば、決まって
ランドリーの話を質問されます。

銀行に行けば、希望者の話を聞きます。


皆さんランドリーに興味アリアリの
ようですね。

ライバル登場もそう遠くないのかも
しれません。



真綿で首を絞められているような、
ジリジリとした恐怖を感じます。


いや~、ブームになると怖いですね。


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