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■本文
地震保険は地震を原因とした被害に支払われる保険です。
例えば、漏電で火事になった場合には火災保険が支払われます。
一方、地震により配線がショートして火事になった場合には、火災保険の
対象とはなりません。
また、地震発生からしばらく経ってからの延焼による焼失も、火災保険の
対象とはなりません。
地震保険では、建物の損壊状態が時間の経過とともに変わる事により、
支払われる保険金額が変わる事もあります。
地震発生直後は一部損であったものの、その後の余震で倒壊し全損と
なった場合には、最終的な全損の状態に応じた保険金が支払われます。
ただし、この条件は最初の地震から72時間以内の場合に限ります。
72時間以上経過した後の余震で倒壊しても、最初の一部損の状態で保
険金は支払われます。
一方で、地震によって被害を受けているにもかかわらず、保険金が支払
われない場合もあります。
例えば、地震で隣の家が倒壊しこちらの家にもたれかかっている場合。
この時、建物の被害を受けていなければ地震保険の支払い対象とはなり
ません。
また、原因が地震であるため火災保険の対象にもなりません。
被害の状態が進み、時価の3%を超える損害が認められるようになれ
ば、一部損と認定され、地震保険の支払い対象となります。
その他、10日以上経過した後に発生した損害についても、支払いの対象
とはなりません。
このように、地震保険は支払い条件が複雑です。
これを機会に、一度約款を見直すことをお勧めします。
なお、以上は地震保険の原則であり、今回のような大規模災害では発生
後3日以内に調査を行うことは不可能であるため、実際には調査が行わ
れた時の状態で判断されるようです。
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コメント
コメント一覧 (2)
とりあえず地震保険金の支払準備金は大丈夫とのこと。
データベースで保険会社より連絡
手続は6ヶ月以内
10日以内の損失といっても誰が証明してくれるのか?
今回のことで「地震保険」取扱いを再確認すべきですね。
> とりあえず地震保険金の支払準備金は大丈夫とのこと。
そうですか、それは一安心ですね。
> 10日以内の損失といっても誰が証明してくれるのか?
> 今回のことで「地震保険」取扱いを再確認すべきですね。
保険設計の想定を超える大規模災害になってしまったようですね。
実際には証明など不可能でしょう。
すべての契約者の損失確認が終わるまでに、いったいどれだけの期間がかかるのでしょうね。
全国的に保険料の見直しなどもあるのでしょうかね。
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さんログアウト
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