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先日の物件調査の際、近隣の不動産業者を回りました。

その中で、賃貸営業の担当者さんから、こんなお話を聞きました。


『物件は、何か一つで良いから売りが無いと難しいね』

売り=お客様へのアピールポイントの事です。


例えば、こんなものがあります。


・賃料/初期費用が低い

・外観がかっこいい/綺麗

・部屋の設備が充実

・駅徒歩5分以内

・築浅(5年以内)

・ペットが飼える

etc



賃料は平均、徒歩15分、外観は至って普通・・・。

悪い物件では無いが、これといって特徴が無い。


全体的に70点の「よくある物件」よりも、何か一点尖がった物件の

方が、決まりやすいそうです。



営業マンが「この物件は○○がお勧め」と、お客様への殺し文句が

言えない様では押しが弱く、成約には繋がらないでしょう。


そんな物件は「その他多数」に埋もれ、当て馬物件として使われるだけです。


賃料の平均を調査し、その賃料で貸せると思ったら大間違い。

賃料以外に強みが無ければ、平均以下で貸す事になるでしょう。

強みとなる水準まで賃料を下げる事になるからです。



逆に、賃料以上の強みがあれば(作れば)、平均かそれ以上で貸す事が

できるでしょう。



立地、築年数、外観、駐車場は、購入後に変えることができません。


何を物件の強みとし、強みを作るには費用がどの程度かかるのか?

その強みは、本当に強みとして機能するのか?


良く考えて運営をしたいですね。



ちなみに、今回見に行った物件は、特徴的な外観と、駐車場が強みと

なり得るそうです。

後から変える事が出来ない部分だけに、この物件の大きな価値ですね。

内装や室内の設備は、後でどうとでもなりますから。



『物件は、何か一つで良いから売りが必要』



改めて、現場の方の声として、心にとどめて置きたいと思います。





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