すっかりご無沙汰してしまいました。

最近「完全非公開物件」に遭遇したので
お話したいと思います。


あれは2月の寒い日。
所有物件の近所をプラプラ歩いていると
一軒の築古テラスハウスが目に入りました。


「貸します・売ります」


その言葉と、売主の連絡先が書かれた看板。
というかほぼ板。

売主のやる気の無さがにじみ出ています。


でも、この薄汚れた怪しい看板に
私はピンときてしまいました。


「もしかしたらお宝発見か?」


吸い寄せるように携帯を取り出し、
その場でTEL。
売主の会長さんとお話しし、
早速内見をする事に。


千葉県某所。
最寄駅から徒歩10分。
築30年近いと思われるテラスハウス。
間取りは狭~い3K。


元店舗を改装したそうで、やたら狭い部屋
があったりする変な間取り。
ヒョウ柄の壁紙。

初めてみましたよ、ヒョウ柄の壁紙。

フルリフォームは必至な感じ。


普通に売れるとは思えない代物です。

これは叩けるか?



内見しながらのトークで会長さんの
様子を探ります。



この会長さん、上京して始めた事業が大当
たりし一代で大きく財をなされた成功者。
不動産も複数お持ちで、最近は新宿にビル
をキャッシュで買ったそうな。

企業経営者で大規模大家さん。
ジャパニーズドリームですね。


お子さん、お孫さんもいらっしゃいますが、
皆さま不動産には興味なし。

会長さんにしてみれば、こんな小さな物件
は正直どうでも良いとのこと。


私も大家である事を伝えると、
「兄ちゃんも俺と同じか、じゃ買ってくれよ」
と意気投合。



・築古テラスハウス
・本人にとって価値のない不動産
・売れそうもない物件



これは来た!!
なんだか安く買えそうな気がする!!



で、最後に価格のお話。
おずおずと、
「200万くらいなら・・・」
と言ってみた所。


「あぁ、それじゃダメだよ」。


とあっさり却下。



会長!
この家要らないって、今言ってたよね?



まぁ、ここまでがっちりしているから、
会長さんは成功されたのかもしれませんね。

残念ですが転進です。



皆さんも、怪しい売り看板を見たら
電話をしてみてください。

素敵な出会いがあるかもしれませんよ。



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