不動産の譲渡所得から、
1000万円を控除できる特例を
ご存知でしょうか?

法人個人も両方可能です。

対象は、平成21、22年に購入した物件。


21年に購入した物件は27年以降。
22年に購入した物件は28年以降に
譲渡(売却)すると、譲渡所得から
1000万円の控除ができます。


個人の長期譲渡益の税率は20%ですから、
1000万円の控除という事は税金が
最大200万円お得になります。

譲渡益が1000万円以下なら
なんと税金なし。

太っ腹な企画ですね。

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そもそも、なんでこんな特例があるのか?

平成21年当時、不況のどん底で
デフレ真っ最中でした。

政府としては、不動産市場を刺激し
景気を上向かせたかったわけです。
でも、短期売買のマネーゲームを
されては意味がない。


そこで、「5年以上の保有」という縛りを
付け、税金がお得になる特例を始めたわけ
です。



あれから5年。
景気は見事に回復し?
不動産価格は上昇?


いや、ちょっと違うかな。
土地は都会の一部を除いて
下がり続けています。


上昇しているのは
「不動産投資熱」
だけかもしれませんね。

土地は値下がりし、建物も5年劣化してい
るのに当時よりもアパートが高く売れる。

よく考えるとおかしい気もしますが、
今はそんな感じです。



当時アパートを購入した人は、今頃
喜んで売却している事でしょう。

「値上がり+税金の恩恵」

ダブルでオイシイ!!



平成21年当時は今よりも融資は厳しく、
金利は高め。
購入はし難かったと言われます。


難しい時期に購入したからこそ
こんなボーナスを得る事が出来ますね。



まぁ私に言わせれば、平成21年当時の
方がはるかに買いやすかった様に
感じます。

スルガ銀行が築古木造にもガンガン
融資していましたし、プレーヤーも
少なかったです。

少々金利は高くても、補って余りある
格安物件も転がっていました。


正直言って、特例なんて全く
頭にも入っていませんでした。


「安い(と思う)から買う」


ただそれだけ。


お恥ずかしながら、最近になって
特例の存在を知ったくらいです。


結果として、買いにくい時に
買っていた事になるんですかねぇ。




今から買う人はどうでしょう?

金利が安く、融資も活発で購入しやすい
けれど物件はお高め。

買いやすいんだか、買い難いんだか
よくわかりませんね。


「今は金利が低いから、9%でもOK」


なんて言ってる人もいます。


1.5%で借りればそりゃ9%でもOK
ですが、
「その金利固定なんですか?」
とツッコミを入れたくもなります。

まぁ、この辺は資産価値、資産背景
売却タイミングの考え等、一言では
語れないですが・・・。


結局、安い、高いは基準が難しので、
「物件が回るか回らないか」
で購入すればなんでも良いのかなとも
思います。


まぁ、利回り7%の新築や、利回り9%
の地方RCを回す自信は、今の私には
ありませんが・・・。



少々話が脱線しました。



実は私も、1000万円控除が使える物件
をいくつか所有しています。

不動産は売却して初めて結果がわかるもの
であり売りたい衝動もあります。

どう見ても今は売り時です。


でも、売却すると収入元が減ります。

同程度の物件を、購入できるの
かも分かりません。

物件の入れ替えをする際に
少し心もとない。


自分の不動産規模が小さすぎたかなと
反省しています。


本当は、もう1~2件購入してから
物件の入れ替えも考えようと思って
いました。

その前に相場が上昇し、売り時サイクル
が来てしまった感じです。



幸い、コインランドリーが育ち、
今年後半からは太陽光発電が加わります。


収入の柱が増えてきたので、ここらで
物件の入れ替えを始めるのも
イイかもしれないなと思っています。


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