「団体信用生命保険」
はご存知でしょうか?
融資を受ける際に加入した人も
多いかと思います。
簡単に言うと、融資を受けた人に
「万が一」があった時、残りの借金を
チャラにするための保険です。
もちろん物件の所有権は移動せず、
家賃収入も継続されます。
収益物件は生命保険の代わりになる
という説明を受けることが良くありますね。
我が家の場合、私に万一の事があった場合、
私名義の収益物件は借金がなくなります。
物件は妻に相続され、家賃収入は残ります。
後は物件を売却するなり、大家業を続ける
なりしてもらえばいいわけで、お金の面では
十分に生命保険の代わりになるでしょう。
ただ、注意も必要です。
我が家の場合、私が主夫業を行っているた
めその分の負担が残された妻にかかります。
具体的には、放課後の子供たちの預け先確
保、労働時間の短縮(帰宅時間前倒し)等が
必要になる可能性があります。
結果として追加のお金が必要だったり、
妻の給与が下がる可能性があり、そのあた
りのケアを考慮して生命保険加入の要否を
考える必要がありますね。
また、私がコロッと逝かず、介護が必要な
状態になった場合はより厳しい状態になる
でしょう。
公的年金などサポートはありますが、やは
り妻の労働時間は今まで通りとはいかなく
なるかもしれませんね。
ただ、それでも不動産は、「家賃収入」と
いう収入源として残り続けるのは大きな
救いです。
私が寝たきりになってもいいように、
妻(あるいは子供)にも不動産スキルを
伝授しておくことは、リスクヘッジの観点
からも重要だと思っています。
結局、私に対する生命保険はそれほど必要
なく、むしろ不動産スキルを妻や子供に
伝える事の方が、保険代わりになりそう
です。
では、我が家の妻に万一の事があった場合
はどうでしょうか?
実は、生活面への影響は殆どなく、
今と同じ生活スタイルを継続できます。
大家やコインランドリーは労働時間に
縛りが無く収入は変わらないでしょう。
家事も今まで通り続けるだけです。
ただ、我が家の財務基盤は弱くなります。
妻の収入がなくなるため、私の不動産
事業をもう少し拡大、あるいは
財務基盤の強化(借入縮小?)する
必要があるでしょう。
要するにお金が必要です。
我が家の場合、私よりもむしろ妻に
生命保険の必要性がありそうですね。
皆さんのご家庭に当てはめた場合は
如何でしょうか?
保険とは本来
「発生可能性は低いが損害の大きなもの」
に対する対策です。
保障は足りていますか?
あるいは過剰ですか?
いろいろ考えると心配にもなりますが、
過剰な保険は実生活にとってマイナスです。
「保険費用が高くて旅行に行かれない」
では、何のための保険かわかりません。
万が一のことは考えたくありませんが、
遅かれ早かれ必ずやってきます。
それに対し収益不動産は強力なツールに
なりますが、運営スキルを持たなければ
十分に活用できません。
家族間での知識の共有が必要です。
それだけで保険と同等の価値になるかも
しれませんね。
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