太陽光発電に興味があっても信頼できる施工業者の探し方がわからない。
だから最初の一歩が踏み出せない。
そんな方も多いかと思います。

賃貸物件のリフォーム業者さんであれば、試しに10万弱の小工事を依頼して、業者さんを見極めるなんて事も可能です。
結果として残念なリフォームでも被害額は10万円。
致命的な問題にはならないでしょう。

一方、低圧の太陽光発電所の施工費用は1000万円以上かかります。
しかも20年以上使う事が前提。
残念業者にあたってしまえば目も当てられません。


今でこそ私は4カ所で太陽光発電所を運営していますが、実は幻の一基目があります。

信頼できる業者さんの見極めがつかないのに、エイやと飛び込んだ結果。
見事に残念業者に引っかかり、危うく200万円が飛んでいきそうになったお話です。


あれは、2015年10月の事でした。
某有名な太陽光のポータルサイト(メ〇発)を見ていると、当時の私にとって高利回り(に見えた)の土地付き太陽光発電所の分譲案件がありました。

ライズガーデン花巻、利回り11.69%

有名ポータルに掲載されている業者さんなら安心だろうと思い、相談会に行く事にしました。

この案件は、東北地方最大規模の太陽光発電所を岩手県花巻市に作るというビックプロジェクト。
しかも、ただ利回りが高いだけではありません。

販売元のライズデザインファクトリーという会社の社長が、自信の出身地である東北への恩返しをうたった案件でした。

2015年と言えば、東日本大震災の爪痕もまだまだ色濃く残る頃。
この太陽光発電所の一部を、地元に寄付するという社長の心意気にすっかり共感してしまい、私は契約の判を押しました。

ただ、今にして思えば、最初から少しおかしかったように思います。


施工費用については信販会社のソーラーローンを利用。
信販会社を利用した場合、融資の実行は発電所の完成確認が取れた後になります。
そのため、施工費用を事前に徴収される事は通常ありません。
(連系負担金等の徴収は別途あります)

なお、銀行融資や現金決済の場合は、契約時や施工のフェーズに応じて段階的に
支払いを行っていくのが一般的です。
新築を建てるのと同じですね。


一方、土地はライズデザインファクトリーからの転貸。
つまり借土地であり、土地の売買は発生しません。
そのため、事前に土地代を支払う事は無いはずです。
(登記費用とか、保証料の名目は別途あり)


それにもかかわらず、前金で200万円を請求されました。

「特別高利回り案件なので事前に200万円払えることが条件だ」
と言う言葉を信じ込み、やや違和感を覚えつつも支払ってしまいました。


その他にも違和感はありました。

池袋のマンションの一角をオフィスにしているような小さな会社なのに、なぜか入口に大きな水槽があり、マスコット社員のミニチュアダックスフントを飼育していました。
また、フジテレビの夜のニュースでCMを打っていたりと、調子に乗ってる放漫経営臭が見受けられました。


その後地盤工事開始の報告はきましたが、その後の連絡はサッパリ。

次に来たお知らせの内容は「案件続行不能」。
完成できなくなったので、前金の200万円は「そのうち」お返ししますとの事。

この後、返金日を伝えられてはすっぽかされる。
電話に出ない、メールも返信されない。
担当者がコロコロ変わる等の仕打ちを数か月受けました。

心配になった私は、川崎市主催の30分無料相談会で弁護士さんに相談をしました。
その時こんな事を言われました。

状況から言って返金の可能性は低い。
訴訟すれば勝てるが返金は別問題、無い袖は振れない。
仮差押えも銀行口座等差し押さえ対象資産の所在がわからないので難しい。
泣き落としでもなんでも良いからマメに訪問して窮状を伝える。
こういうのは早い物勝ちだから素早い行動が重要。


この教えを守り、何度か本社を訪問しました。
「返金されないと子供の学費が出せません(うそですが)」
と窮状を訴えた事もあります。

この行動が功を奏したのか200万円全額の回収に成功。
私は無事離脱する事ができました。

その後同社は倒産。
返金されなかった案件もあるようで、訴訟問題に発展しているそうです。

産経新聞のサイトにも同じ太陽光案件で途方に暮れている人の話が載っていました。

結局、大手ポータルに載っていようが、テレビCMを行っていようが関係ない。
それらは一時的にお金さえあればできる事であり、信頼性の担保にはなり得ない事を学びました。


余談ですが、発電系投資として、廃油バイオマス発電の説明会にも行った事があります。
怪しかったので投資はしませんでしたが、その後の成功話を聞かないので今はどうなっているのやら?

「怪しい物」を見極めるためにも、「怪しそうな場所」に行ってみるのも良いかもしれないなと思っています。
ミイラ取りがミイラにならなければですが。



少々話がそれましたが、私がその後の業者さん選びをどうしたのか?


ベタな方法ですが、信頼できる「太陽光の師匠」のアドバイスを頼りにしています。

とある勉強会で太陽光を数多くされいる方と知り合う機会があり、しばらくお付き合いをさせて頂く中で、誠実で信頼できそうな方であると判断しました。
判断基準は主観的な物でしかないのですが、自分自身でそう感じたのであればそれでOK。

自分の見る目がどの程度正しいのかはわかりませんが、少なくても見ず知らずの業者をポッと選ぶよりは確実性が高いと思っています。

お陰様で、良い業者さんとのご縁を頂いております。


私もリフォーム業者さんの紹介を依頼される事がありますが、普通の神経の持ち主なら紹介相手に問題が起こらないよう気を使います。
お互いの信用問題にもなりますし、怪しい業者は紹介しないでしょう。

やはり、利害関係が無さそうな人からの紹介は最強ですね。


問題は「本当に利害関係がないのか?」という所。

一人紹介につきバックマージンがいくらなんて事は良くある事。
まぁ、バックマージンがあったとしても、それでも良い業者を紹介してもらえるならばそれで良いのですが、

ただ、あくまで善意の一個人の体なのに業者紹介を広く公言しているとか、それをブログやSNS等で広く募っているのはやっぱり信用できないかも。


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