私が不動産賃貸業に参入してからもう10年以上が経ちました。
10年ひと昔とはよく言ったもので、当時購入してリフォームした部屋を今見ると
残念ながら古さを感じます。

まぁ、購入当時既に築20年でしたから、間取りや建具の古さは否めませんでした。
それでも壁紙、シート、塗装等の色使いや素材感で、なんとなく古さを誤魔化していました。

当時も今も参考にするリフォーム事例は、セミナー、不動産投資本、ネットの写真。
ハッキリって他人のパクリですが、ある程度その頃のトレンドを掴んでいたつもりです。
でも、今見るとなんだか古臭い・・・


例えばキッチン。
当時から扉にカッティングシートを貼るリフォームは定番でした。
問題は色です。

10年前。
当時はビビットなカラーが流行だったと思います。
赤・青等原色のシートを貼って存在感を引き立たせることが良しとされていました。

ところが最近はどうでしょう。
木目や茶系等、あまり主張しない色が流行ではないでしょうか?


床材(CF、フローリング)はどうでしょう。
板の幅が狭い物(板巾7cm程度)や、色が濃い物はなんとなく古そうに見えませんか?
最近は、板の幅はある程度広く(板巾11cm以上)、色も明るい物が好まれまるとおもいます。
(ブルックリン風などあえてダークな部屋を作る事もありますが)


このような内装デザインの変化は、新築住宅の影響があります。
新築住宅の内装が、その時代の最先端のデザインです。
それを参考にして中古住宅のリフォームに取り入れられ、徐々に広まっていきます。
だから、デザインは常に変わり続けます。

10年前の色使いのままで固まっていると、リフォームしたつもりが古臭い部屋の再生産をしているだけだったりします。

安定稼働が続き、リフォーム業者さんとも阿吽の呼吸ができてくると、良くも悪くも慣れが出てきます。
リフォーム発注にも慣れ、「前回と同じで」なんてオーダーになりがちです。

慣れたオーダーも良いですが、折角の機会ですから違った色を取り入れてみる方が面白いですね。


もう一つ。
自分の部屋を常に冷静に見られる感性を持っておきたいですね。

そもそもリフォームから10年もたてば、どんなに綺麗に使われた部屋でも、薄汚れた古臭さはどうしても出てしまいます。

でも、自分の物件だけを見ていると目が慣れてしまい、第三者がどう感じるかわかり難くなってしまいます。


少々違う例ですが、私の経営するコインランドリーでの事。
店の外に出しているのぼりがあるのですが、1年も経てば薄汚れてきます。
退色して古さを醸し出してはいるものの、破れなど大きな問題が無いと、私は何も感じませんでした。

でも、初めて店に来た友人が一言。

「なんか、のぼりが汚くない?」

残念ながら、これが第三者の素直な正しい意見です。
店に来るお客様も、「なんだかくたびれたのぼりだなぁ」と思っていたのかもしれず、少し怖くなりました。


何が言いたいのかと言うと、常に新しい情報を入れ、現状との比較が必要であるという事。
「他の人が見てどう思うのか?」を冷静に判断する事。

固まらないようにしたいですね。


他のオーナーの部屋を見に行くとか、インターネットで部屋の写真を検索してみるとか。
リフォーム前/後に管理会社の意見を聞くのも良いかもしれませんね。

そして、そのインプットを次に生かす。

そんな事を心掛けながら、もう3周目くらいのリフォームをしています。
まぁ、単純に壁紙や床材を選ぶのが楽しかったりするんですけどね。
不動産は大きなプラモデルと言った友人がいますが、まさにその通りだと思います。

センスの方は中々向上しませんが、固まらない努力だけは続けたいと思います。

執筆の励みになるので応援クリックを頂ければ幸いです。