収入が増えるのはうれしいですよね。
それが年間6万円であってもやっぱり嬉しい。

何の話かと言うと、私の物件の空き駐車場のお話です。

所有物件の中に、駐車場が1台だけある物件があります。
その駐車場が現在空いています。
空いているのでもちろん収入はゼロ。
全くお金を生み出さない空きスペースです。

この物件、時々ふと入居付けに苦労する事があります。
担当によって、成績に大きなブレがあるんですよね。
そんな時にこの駐車場が威力を発揮し、何度かピンチを救ってくれました。

この物件は横須賀市某所。
エリアとして駐車場が不足しており賃料がお高め。
屋根なしの砂利駐車場でも、1万円以上します。
横須賀は平地が少なく駐車場を作りにくいので、やたらと賃料が高いです。

ただでさえ貴重な駐車場が物件についていて、しかも安いとくれば、物件の競争力は一気に高まります。

家賃は下げずに、駐車場を相場半値の5000円に下げて募集をかける事で、
「なんかこの物件駐車場安くね?」
と、車をお持ちの方に刺さります。

もちろん車がいらない方で普通に部屋が決まる事もありますが、家賃は下げていないので問題無し。

このように、募集時の武器として使える駐車場です。


そして今回、入居中の方から空き駐車場を借りたいというオファーが来ました。
理由は、近所に住む親せきが借りたいとの事。

空いているし、周辺相場並みの賃料が取れるなら貸してもいいなぁと思いましたが。

「5000円でお願いします」

との事。

あれれ、値段がバレてる。
何故だ?

どうやら、別の入居者から駐車場の価格を聞いていたようです。
話好きなおばちゃんなので、他の入居者と世間話の一つもするでしょう。
そこから駐車場の賃料を知ったようです。

5000円はあくまでも「新規入居とセットの特別ご奉仕価格」なので、単体で
その価格で貸すのはチョット抵抗があります。

う~んどうしよう・・・。


駐車場を貸せばとりあえず収入が生まれます。
年間6万円とは言え、ゼロより良いです。

しかし、貸してしまった後に退去が出れば、駐車場を客付けの武器に使えなくなります。
コロナ禍のご時世、入居付けに苦労する可能性もあり、手持ちの武器は可能な限り温存しておきたいところです。

しかも今回は、借りる相手が問題です。
入居者が借りるのであれば、長期入居につながる可能性もありますが、借りるのは近所に住むご親戚の方。
物件の安定稼働を考えた場合のメリットが殆どありません。

単に安く第三者に駐車場を貸すだけの事になってしまいます。

この物件を売却する予定があるなら、それでも迷わず駐車場を貸して少しでも利回りを上げた事でしょう。
でも今の所売却の予定はありません。

しばし悩みましたが、「8000円ならOK」とのカウンターオファーを出してみました。

いつあるかわからない退去を恐れるのも、それはそれでバカみたいな話です。
目先確実な収入を得るのも悪くありません。
しかし、相場の半値はどうなのよ?という思いもありました。

なので、相場よりチョット安いけど、入居特別価格より高い金額をオファーしてみました。
その結果は・・・。

「交渉決裂」

結局駐車場のお話は流れてしまいました。


これで良かったのか悪かったのかはわかりません。
ただ、自分が納得する形の回答をした結果、契約に至らなかっただけです。

まぁ良いかなと。


でも、今回の一件で一つだけ怖かった事。
それは、「入居者間で賃料はバレる」という事実。

当たり前の事ですし、頭では分かっていましたが、改めて目の当たりにすると重みが違います。

客付けに困って安易にガツンと値下げすると、他の入居者にもバレる。
バレれば、「値下げ交渉」やら「何で私の部屋は高い?」と不満も増える。
不満が増えれば退去の動機づけにもなりかねない。

怖いなぁ。

「値下げは慎重に」ですね。

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