私の運営しているコインランドリーで、窃盗事件が発生しました。
まぁ、事件とは言っても被害額は500円というショボい額であり、大した話ではないのですが、今回は初めて警察に被害届を出しました。

私の店では、ランドリーグッズの無人販売を行っており、料金徴収用に鍵付きの貯金箱を置いています。
その貯金箱がこじ開けられ、中の売上金が盗まれてしまいました。

犯行の一部始終は、防犯カメラにバッチリ録画されています。

フルフェイスのヘルメットにマスクという怪しい姿で深夜に入店。
店内を物色し一旦退店。
再び入店し犯行に及び退店。
タオルを持って再び入店し、指紋をふき取り退店。

この間5分程。
手慣れた手つきから常習犯ではないかと思われます。

実は私の店では、半年の間に3回同様の窃盗事件が発生しています。
被害額も少額ですし、わざわざ警察を呼ぶのも面倒なので放置していましたが、今回ばかりは頭にきました。

たった500円を盗むのに、わざわざ指紋までふき取るかねぇ?

なので、初めて警察に被害届を出す事にしました。

通報すると2人の警察官が来てくれて、現場検証をしたり、指紋を取ったり。
店内防犯カメラ映像はもちろん、周囲の店の防犯カメラ映像も確認して頂きました。
最後に被害届を作成し終了。
所用時間約2時間。

被害額がたった500円であるのが申し訳ないくらいの熱心なお仕事ぶりに、恐縮しきりでした。

これまでも、酔っ払いの追い出し等、くだらない理由で何度かお世話になっておりますが改めて警察官の皆様に感謝です。


そして、最後に警察官の方から言われた事。

「可能であれば無人販売は辞めて頂きたい」

もちろん、お金を盗む犯人が100%悪いのは当然です。
でも、「犯罪を誘発する環境」を作っているのは私です。
無人の店舗にお金がある事が分かれば、盗む人が出てくるのは当然の流れですね。
犯罪予備軍を犯罪者にしてしまうキッカケを作っているとも言えます。

結果として犯罪者は増え、警察官の仕事も増えます。
地域防犯という観点からは、あまり好ましくない施設というわけです。

言われてみれば確かにそうです。
私は単純に「顧客サービス」として無人販売を行っており、ある程度盗みが発生するかもしれないなとは思っていました。
しかし、地域防犯までは考えてもいませんでした。

これって、アパートも同じなのでしょうね。
外灯が暗い、敷地内の荷物が多い、ごみが散乱等々。
暗がりでは痴漢被害がでるかもしれませんし、外に物が置かれていれば放火のターゲットにもなりかねません。

管理がイマイチのアパートは、入居率低下以外にも、地域防犯の観点からも良くないですね。

コインランドリーもアパートも、地域とのつながりが無縁ではありません。
お金の問題だけでは無く、地域の中でいかに迷惑をかけないかという点も大事です。

そんな事を改めて考えさせられました。


ちなみに今後の無人販売についてですが・・・。

申し訳ありませんが、続行させて頂きます。

私も商売でやっているので、顧客サービスは大事です。
だからこそ、ご好評頂いている無人販売を簡単に辞める訳にはいきません。

「何も反省してないじゃないか!、結局金か!!」

とお叱りを受けそうですが、もちろん対策を強化した上での継続です。

犯罪を抑止するためには2つのポイントが重要であると、警察官の方にアドバイスを頂きました。

ポイントは、「残さない、その気にさせない」

【対策1:こまめな売上回収】
お金さえ残っていなければ、そもそも犯罪は発生しようもありません。
料金箱にお金をなるべく残さないよう、まめな回収を行います。

【対策2:めんどくさそうな料金箱】
壁付けにするとか、鍵を複数付けるとか、現状よりも「めんどくさそうな料金箱」に変更します。

これで何とか歯止めをかけたいです。


「地域防犯のため無人販売は辞めて欲しいけど、そこまでの強制力はない警察」と「売上や顧客サービスのために無人販売を続けたい私」

「コロナ感染予防の観点から夜のお店の営業は辞めて欲しいけど、そこまでの強制力はない都道府県」と「雇用や自らの生活のため営業を続けたいオーナー」


少し構図は似ているのかも。
可能な限りの対策を行い、折り合いを付けながらやって行くのが重要なのでしょうね。


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