大家をやっていると、管理会社さんからのお金にまつわる送付物が結構あります。

入退去にかかる契約書や計算書、更新時の契約書や計算書、毎月の家賃表等々。
いろいろな書類が送られてきますが、それらに目を通し、ちゃんと確認していますか?

特に契約書等は、「署名捺印をお願いします」という付箋が必要カ所に張られている場合が多いので、そこにポンポンとハンコ押して返信用封筒に入れておしまいという方も多いのでは。

新規物件や管理会社が変わったときは念入りに確認しますが、同じ物件で何度も賃貸契約を行っていると、だんだんと確認が適当になってきます。

私自身も、相手の名前と契約期間をサラッと確認する程度で返信してしまう事が多く、後で見返して「ガスコンロは設備じゃなくて残置物なのに!」なんて間違いに気づき慌てることもあります。

空室があるのに管理費が満室相当で計算されているなんてこともありました。

書類はちゃんと確認しましょうねという話です。

実は先日もこんな事がありました。
私の知り合いの大家さんのお話です。

アパートの1室を、社宅として法人に貸出をしていました。
あるとき、法人の合併により社名が変更となったので、新法人名義で賃貸契約書のまき直しをすることに。

単なる名義変更なので、契約書の内容はそのまま。
入居者自体もそのまま引き続き住み続けるので、入退去の発生もなし。
何の問題もなく契約書のまき直しは完了しました。

しかし、後日送られてきた家賃表を確認したところ、なんだか入金額が少ない事に気が付きます。
それも、ちょうど一か月分の家賃相当額。
明細書には明確な項目がないそうで、なぜ一か月分少ないのかわかりませんでした。

相談を受けた私は、理由をいくつか考えてみました。

名義変更と共に入退去があったのなら、広告費名目での請求があるのもまだわかりますが、今回入退去は無いので違うでしょう。

法人側の都合で、切り替え時期の家賃支払いが翌月にずれ込んでいるのかもしれません。

更新時の手数料を大家側に負担させているのでは?
一番可能性が高そうな気がします。
でも、賃借人側の理由による契約書変更に対し、大家に負担があるのはオカシイですよね。
そんなアホな間違いするかなぁ・・・。

いずれにせよオカシイ状態なので、すぐに管理会社へ抗議することを進言しました。

後でわかったのですが、「そんなアホな・・・」が正解でした。
前述の法人の名義変更にかかる手数料が、なぜか大家側に請求されていたのです。

もちろんこれは管理会社の完全な手違い。
担当者は平謝りで、お金もすぐに振り込まれました。

ただ、「指摘されなければわかりませんでした」とも言われたそうです。
怖いですね。
管理会社も後からわざわざ確認なんてしないのでしょう。

今回は、しっかりと家賃表を確認していた大家さんのファインプレーでした。

当たり前の事ですが、送られてきた書類はちゃんと確認しないとダメですね。
しかも、「ハイハイ、きっと正しいよね」ではなく、疑ってかかるくらいがちょうどよいのかもしれません。

あと、疑問点があれば調べるなり誰かに問い合わせるなりする事も重要。
この大家さんも異変に気が付いたものの確信が持てなかったので、私に相談をしてきました。

まぁ、人間だれしもミスはあるわけで、今回の一件も故意ではないのでしょう。
やはり頼れるものは己であり、常に緊張感を持たないとダメだなと感じさせられる一件でした。


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