久々に物件に買い付けを出しました。
7月末の暑い昼下がり。
人間ドックの帰り道、何の気なしに近所の不動産屋さんの店頭広告を確認すると、気になる物件情報がありました。
しかし店主は不在のようで店内はもぬけの殻。
仕方なくスマホで写真撮影をしたのち帰宅しました。
帰宅後すぐに妻に相談。
実はこの物件、投資用ではなくマイホーム用です。
現在の住まいが手狭になったので、もう1年近く物件を探しています。
ただ、子供の学区の制約などからエリアが限られ、なかなか希望に合う物件に巡り合えずにおりました。
そんな中で見つけたこの物件。
まさにドンピシャ。
我が家のためにあるような物件でした。
妻と相談した結果、買い付けに向けて動くことで一致。
まずは不動産屋さんにアポを取らなければならないのですが・・・。
何度訪ねてもタイミング悪く店主不在。
結局当日中にアポを取ることができませんでした。
この時点でものすごく嫌な予感。
不動産は「縁」とよく言った物で、購入できる時には驚くほどトントン拍子に事が進みます。
サイトに掲載された5分後に見つけ、たまたま一番で電話したのが私だったとか。
キャンセルされた直後に私が連絡したとか。
そんな奇跡のタイミングで見つけた物件に限って光速で融資が付き、購入に至ったりしたものです。
だからこそ、見つけた当日にアポが取れなかったところに、今回の物件との縁の無さを感じており、嫌な予感がしていました。
翌日、不動産屋さんを訪ねると店主がいました。
やっとアポが取れたと安心したのもつかの間、今まで接客していたであろうテーブルに目をやると例の物件資料が広げられていました。
この時まさに一組目が現地確認をしている最中で、たまたま店主が店内にいたところ、接客の途中だったのです。
直ぐに一組目の方々が戻ってくるとの事で、店頭で立ち話。
この時点で買い付けはまだ入っていない。
物件は非公開で、店頭広告が唯一の情報。
我が家にすれば、まさに非公開のお宝物件情報だったわけです。
そんな話をしていると、数分で一組目の方々が戻ってきました。
商談の途中だったので、私は簡単な資料だけをもらって一旦帰宅するしかありませんでした。
帰宅後もらった資料を妻に見せ、改めて検討。
「わ~、ここに引っ越すの?」
「私のお部屋はここ!」
テンション爆上がりの娘。
夢が広がります。
もう、新たなマイホームは目前かのような気分。
その時、不意に私のスマホが震えます。
不動産屋さんからのメッセージを着信。
宛名を見た瞬間「ヤバい」と思いました。
このタイミングで不動産屋さんからのお知らせといえば、もうあれしかないですよね。
「買い付け1番手が入りました」
スマホのメッセンジャーに表示される文字を見たとたん、力が抜け落ちました。
我が家のテンションダダ下がりです。
残念ながら一組目の方々が、そのまま買い付けを入れたようです。
「融資のスピード勝負」や「買いあがり」なども提案してみましたが、今回はそういう荒っぽい真似はダメ。
穏便に順番通りとの事で、仕方なく2番手買い付けとなりました。
投資物件と違い住宅ローンなので、融資が通らない可能性は低いでしょう。
1番手のキャンセルはなかなか無いと思われます。
まぁ、本当に我が家に縁がある物件なら、ここから怒涛の巻き返しがあるかもしれませんがどうでしょう?
今回の物件を逃したことが、より良い物件と出会う布石であると信じたいですね。
「買い付けは素早く」
改めて感じさせられました。
そしてもう一つ。
「物件情報はネットじゃない、現場に落ちているんだ!!」
今回の物件は店頭広告で見つけた非公開物件情報でした。
事前に一声かけていれば、もっと前から我が家に声がかかったかもしれません。
スーモを毎日見て、物件が無いと嘆いている場合ではなかったのです。
希望物件の情報をまとめ、近所の不動産屋さんに営業して回ることにします。
SMBCの住宅ローン審査申し込みアプリで、どの程度借りられるかの事前審査も行ってみました。
買える人、本気で買う気がある人をアピールするための補足資料です。
って、こんな事、投資物件では当たり前でとっくに知ってるはずです。
なんで今までやってなかったんだ。
アホすぎるぞ俺!
投資物件も、実需物件も基本は同じ。
本気で買う人・買える人をアピールしつつ、地道な営業活動が必要ですね。
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