今日はクリスマスイブ。
今年もあと一週間ですね。
この時期になると始まるのが、年末恒例のふるさと納税祭りです。
今年はふるさと納税規制元年と言っても良いかもしれませんね。
ご存じの通り、今年の6月からふるさと納税には下記の規制がかかりました。
・返礼品は寄付の3割以内
・返礼品は地域の地場産品に限る
昨年までのふるさと納税は行き過ぎの感があり、本来の「地域貢献」という目的から、単なるネットショッピングに成り下がっていました。
返礼率は5割~6割当たり前。
旅行券、アマゾン商品券、等の金券が乱れ飛ぶまさに異常事態。
まったくけしからん乱痴気騒ぎでしたね。
当然私はそんな乱痴気騒ぎには・・・。
ガッツリ乗って、昨年末は各種金券を頂いてしまいました。
川崎市民としてあるまじき行為だったかもしれません。
実は我が川崎市、ふるさと納税による流失額が56億円にもなるそうです。
56億円と言われてもピンときませんが、保育園児3500人分の運営経費とほぼ同額だそうです。
影響の大きさを感じさせられます。
影響の大きさを感じさせられます。
我が子達も小学校に通っており、川崎市から様々な行政サービスを受けている身としては、「これで良いのか?」と考える事もあります。
でも・・・。
ゴメンナサイ。
今年も夫婦共々、限度額ギリギリまでふるさと納税を活用してしまいました。
やっぱり、目先の物にはつられてしまいます。
米なんてしばらく買っていません。
トイレットペーパーも、ティッシュも買っていません。
ビールも買ってないですね。
全てふるさと納税で賄っています。
申し訳ないですがこれが現実です。
ふるさと納税を行わない理由がありません。
ジャストシステムの調査によると、2018年のふるさと納税利用者は2割程度だったそうです。
意外と少ないですね。
逆に言えば、まだまだ利用者開拓の余地があるという事です。
さとふる、ふるなび、楽天などのCMがテレビにあふれ、メルペイがふるさと納税に対応。
高額納税者のふるさと納税代行を行う「ふるなびプレミアム」なんてサービスまでありますね。
直接寄付金を受け取る地元以外にも、大きなお金が落ちるのでしょう。
お金の集まる所に商機があり、人々が群がります。
今年はふるさと納税規制元年だったはずなのに、相変わらず首をかしげる返礼品も目立ちますね。
返礼率99.9%の黒毛和牛切り落としを筆頭に、規制対象の返礼率3割を超える物品がゴロゴロ。
良いんでしたっけ?
退場させられた泉佐野市の立場は?
退場させられた泉佐野市の立場は?
まぁ、返礼率の基準が「小売価格」なのか「仕入れ価格」なのか良くわからず、インパクトを出したい人(サイト?自治体?)がいるので数字が一人歩きしている感もありますが。
「返礼品は地場産品に限る」というルールもグレーで、なんだか良くわかりません。
農産物、畜産物、魚介類、その他地元名産品はまぁ理解できます。
地酒、地ビールもまぁアリかと思いますが、オリオンビールは地場産品なの?
ティッシュやトイレットペーパーは地場産品なの?
一時期より還元率がスゴイ品物の数は減りましたが、制度を見直した割に今年もあまり変わりがないなぁという感じです。
ふるさと納税の過熱は、収まらないどころかまだまだこれからが本番でしょう。
都市部はうかうかしていると、今後笑えない流失量になってしまいますね。
危機感を感じているようで、今年は我が川崎市も返礼品を見直しました。
正直な所、まだまだ品物は微妙ですが・・・。
少しは税収増えるかな?
そんな事を考えつつ、今年もふるさと納税をしてしまうのでした。
我ながら考えている事と行動が矛盾しています。
でも、やっぱりふるさと納税は魅力的で、やらない理由が見つからない。
来年はどこに納税しようかと、今から楽しみです。
最後に、我が家の定番ふるさと納税先をご紹介して、今回の締めとさせて頂きます。
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