5月初旬に一件の退去がありました。
通常であれば退去立会いに私も参加して、その場で部屋の状況を確認し、すぐに知り合いの業者さんにリフォーム手配を行っておりました。
しかしコロナ禍の昨今、可能な限り外出したくありません。
また、今回は奇跡的に次の入居予定の方が決まっていたと言う事情もあり、初めて管理会社さんにすべてお任せで行ってみました。
退去されたお部屋は、幸いなことに綺麗だったそうです。
クロスのポイント洗い程度の汚れが少々。
畳表替え、室内&エアコン清掃で現状回復可能なレベルとのご報告でした。
実際には細かい不具合やクロスの傷みなどあるかもしれませんが、今回は目を瞑る事にしました。
管理会社さんのお見積もり通りの内容で、そのまま現状回復工事を発注。
管理会社さんのお見積もり通りの内容で、そのまま現状回復工事を発注。
畳表交換は、当方発注の通常価格1帖2800円に対し、5000円とややお高めでしたが仕方がありません。
現場に行かないための必要経費ですね。
そして工事は一週間で終了。
いつもなら完了後の現地確認を行うのですが、今回はそれも省略。
業者さんからの完了連絡の電話で終了としました。
この間の手間は、業者さんからの電話2回とFAXを1回送付したのみ。
めちゃめちゃ楽だ~。
私には初めての経験だったので、とても新鮮でした。
いつもなら、退去立会い、工事内容説明&見積もりのための業者さん現地立会い、工事後の確認と、3回は現地に向かいます。
最終確認で不具合があれば、さらに現地訪問の回数は増えます。
工事内容によっては、複数の業者さんに発注をする手間も発生します。
その他、施主支給品の購入や運送がある事も。
現地に行けば管理会社さんへのご挨拶や、近隣不動産仲介さんへの営業、室内写真撮影、ステージング等々・・・。
あ~メンドクサイ。
私にとっての退去~入居活動はこれが当たり前でした。
でも、世の大家さんの大部分は違うのでしょう。
今回のようなFAX1枚のお任せ現状回復。
確かに手間なし楽ちんです。
たまには良いかもしれません。
でも、こんな内容でいつまでも安定運営ができるのか?
「お任せでしばらく見ないうちに、室内がとんでもない状態だった」
という事が起きるのもうなずけます。
なにより工賃が高い。
まぁ、地域を代表するメガ大家さんとか、稀にしか存在しない当たりの管理会社さんであれば、それでもしっかり運営ができるのでしょうけど・・・。
逆に言えば、世の大家さんがお任せ管理だからこそ、大したとりえのない私のボロ家達もソコソコ戦えているのでしょうね。
この状況って10年経っても大して変わっていないなぁ。
このまま変わらない事を祈ります。
でも、昨今のコロナ渦でテレワークが進むと、退去立会いもネットが当たり前になるかもしれませんね。
入居者が撮影しながら、管理会社と大家がライブで見るとか。
リフォームの完了確認だって、ネットになるかもしれません。
すごく便利かも。
すごく便利かも。
そうなると、今まで関心の薄かった大家達も部屋の状況を目の当たりにするわけで、自分の物件の状況に気が付いてしまうかもしれません。
寝た子は起こして欲しくないなぁ。
時代が変わって欲しいやら、変わって欲しくないやら。
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