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岡田のぶゆきさんの著書

『売却から逆算思考する不動産投資』のレビューを書きたいと思います。


家賃収入で悠々自適なセミリタイヤ生活がしたい。

そんな理由で不動産投資を始める方は多いでしょう。


しかし、セミリタイヤに必要な不動産収入は、生活費+物件維持管理費が捻出

出来る程度の額が必要になります。


かなりの物件数が必要になりますね。


地道に時間をかけて物件を増やそうとすると、初期に購入した物件から古くなり、

維持管理費が増加し、物件取得のスピードが遅くなります。


結局、いつまでたってもセミリタイヤなどできません。



それよりも、ある程度「売却益で儲ける」事を想定し、「売り時」を逃さず売り切った

方が、資産増加のペースは早くなります。


この本は、そんな「売却」に焦点を当てた、物件選択方法について書かれた書籍です。



著者の岡田さんは、この考え方で6年という短期間に、20億円規模の物件を所有

するまでに資産を増加させてきました。



この本には、以下の事が実例を合わせて書かれています。


・物件の売り時

・売却時に高く売買できる物件の見極めかた

・安く買う方法(指値の方法)

・融資を引く方法

・融資先の開拓方法

・高く売る方法



本の中で、私が最も印象に残った部分は以下の一文です。


>良い物件とは「相場より安い」物件です。

>相場以下、もしくは購入後の加工によって購入時より高く売れる物件を

>購入するから、投資といえるのです。

>相場どおりの価格であれば価値の交換、消費であり、相場より高く買ってしまえば

>浪費です



仰るとおりですね、肝に銘じておきたい言葉です。



この本の残念な点をいくつか書きたいと思います。


著者の岡田のぶゆきさんは、個人投資家というよりも、業者さんです。

そのため、6億の物件の事例なども載せられておりますが、サラリーマン大家にとって

現実的ではありません。

5000万円以下程度の、身近な事例を多く載せてほしかったです。



また、「年間家賃収入2億2000万、資産22億」となっていますが、現在の借り入

れがいくらであるのか書かれておらず、毎月の手残りが不明です。


おそらく、22億以上で売れる(と想定している)物件であると思われますが、万が一

何かが起きた時に、一発で倒れてしまわないか心配です。

大阪中心のようですが、南海トラフ地震が来ても大丈夫なのでしょうか?



「融資特約なしの買い付け」を薦めるのもどうだか・・・。

銀行は、急に融資態度を変える事があり、それこそ先月はOKなのに今月はOUTな

事もありました。

潤沢な事業資金があれば、少々手付けを失っても、次の取引で取り返せますが、

貧乏サラリーマン大家には厳しいハードルだと思います。



それでも、考え方自体は非常に勉強になる書籍です。

物件の売却戦略を考えることは極めて重要です。


不動産初心者の方はもちろん、「築古物件を購入し、ずっと持っている」と寝言を

行っている人(あっ、私だ)も、一度読んでおいた方がよいと思います。



購入して、損はしないでしょう。



なお、7/24~29日までの間、アマゾンキャンペーン中です。


・物件収支明細書・物件概要総合採点表

・売却から逆算分析投資収支一覧表

・岡田のぶゆきさん音声セミナー


購入者に、上記特典があります。



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